救急隊員向け支援システムが新聞に掲載されました

スマートフォンを利用した救急隊員向け支援システム「救急隊員Navi (for Android)」が相模経済新聞(2012年5月1日)に掲載されました。
このシステムは救急患者を救急車で搬送する際、病院受け入れまでの時間短縮を目的としたサービスです。

(記事内容)
 ソフト開発の(株)ハイスポットは6月、スマートフォンを利用した救急隊員向けの支援システム「救急隊員Navi (for Android)」を発売し、相模原市の救急現場でのトライアル運用を開始する。

 救急車到着後、受け入れ先確定までの時間短縮のために開発したもので、ピアツーピア(P2P)を使ったサーバーレス情報情報共有システムによる、リアルタイムの情報共有が特徴。

 端末には毎日更新される受け入れ可能病院と診療科、空きベット数などの情報が「2次応需」「3次救急」などの分類で表示、出場した隊員は最適な病院を選択し通話ボタンで受け入れを打診するが、ある病院が受け入れ不可だった場合、通話後に端末側から「ベット満床」「手術中」などの状況とともに登録すると、その情報が即時に全端末で共有され、他の担人は速やかに別の病院を探せる。各隊員の問い合わせ結果の有効活用で、業務の負荷を軽減し、患者の待ち時間を短縮するほか、病院職員の電話対応時間を減らす効果もある。

 開発時間は約1年。市の開発補助金制度に採択され、同市消防隊員のヒアリングも活かしているが、杉本社長は「トライアル運用でさらに利用しやすく化量していきたい」と話している。

 基本パッケージの価格はスマホ1台あたり3年リースで30万円(端末・ソフト代込み)。運用保守料は端末30台以内で年間60万円。